地下の住人スイ 3話



地下の住人スイ


私が住んでいるのは地上ではなく地下

地下には上から地下1、地下2、地下3と

分けられている。

そして私は1番下の地下3に住んでいる

地下には医者がいない。

だから次々と周りはみな死んでいく。

現在、地下では謎の病気が流行ってる

そして伝染するという噂がある

病気は体温が上昇し、体がだるくなり

食べたものを全部吐いてしまうそうだ

それが1週間続き症状がどんどん悪化し

みんな自殺してしまうそうだ。

(死に方は様々)

地上の人に移らないように階段代がある。

金がないやつは死ねってことらしい。

私は頭が悪いから医者になろうとは思わない、けどみんなを救おうとしている。

そんな時、トキ姉に久しぶりに会えた<

トキ姉の知り合いに薬を作れる人がいるらしい。私とイセマはその話に食いついた。

トキ姉はその科学者の元へ連れて行ってくれた。


第3話「科学者ラプマ」


トキ「ラプマくーん」

ラプマ「ちょっと今話しかけないでください」

ラプマという薄い水色髪の男性は

背中を向けてこちらを見る気配がなかった。

トキ「酷いねぇ〜 笑 久しぶりに会えたって言うのに」

ラプマ「トキさんは不死身ですから

死なないですしいつか会えるってわかってるのでなんの感動もありません」

トキ「ラプマくんは不死身じゃないでしょっ」

イセマ「え、トキさん不死身なんですか⁉︎」

ラプマ「僕が作った薬でトキさんは不死身になったのですよ」

イセマ「すんげぇー!!」

ラプマ「ま、まぁこれぐらい普通です普通。で、あなたはだれですか?」

ラプマさんは振り返り一瞬照れて

真顔になった。

イセマ「俺はイセマです!18歳です!」

ラプマ「僕とあまりかわりませんね。

名前も似てる…申し遅れました。

僕はラプマです。ここで研究などをしています。ちなみに19歳です」

ラプマさんはメガネをカチャッとあげた。

イセマ「なんか親近感湧きますねー!」

ラプマ「ハハハ…そうですね。で、あなたは?」ラプマさんは私に目線を向けた

スイ「あ、えっと、スイです。14歳…です」

ラプマ「じゃあ、スイちゃんだね。よろしく。君もしかしてオッドアイ?」

スイ「なんか生まれつきで…」

ラプマ「珍しいね…興味が湧くよ」

トキ「そんなジロジロ見てたらまた

ロリコンって言われるよ」

ラプマ「ぼぼぼぼ僕はロロロロリコンなんかじゃない!!!!!」

トキ「じゃ、次私ー!」

ラプマ「で、2人はなぜここに?」

トキ「ちょっと!?無視!?」

ラプマ「めんどくさいな…(ボソッ」

トキ「今なんつった⁉︎」

ラプマ「トキさんうざい」

トキ「もーラプマくん酷いなぁ…

私が代わりに説明してあげるっ♪」

ラプマ「…どうぞ」

トキ「ラプマくんになんでも治る薬を

作ってほしい!!!!!」

ラプマ「…はぁ?説明になってませんよ」

トキ「ラプマくんなら作れるよね!?ね?」

ラプマ「そんな…なんでもって…

まったくトキさんは…」ラプマさんは呆れた顔をした。

トキ「作れるの?」

ラプマ「作ってみせます」

トキ「さすがラプマくん!地下の病気のこと、知ってるよね?」

ラプマ「あれですか…じゃ、地下に案内してもらえますか?あと階段代払ってくださいね」

トキ「えっ…金とるの?」

ラプマ「当たり前です。」

トキ「ケチだなぁ」

そして私たちは地下へ地下2へそして地下3まで来た。

ラプマ「これは…」

ラプマさんは地下3の光景を見て

驚いた。ずっと地上にいる人は驚くはずだ。人がそこらじゅうに倒れており

ガラスが割れて落ちていたりするからだ。

ところどころで血が飛び散っている。

ラプマさんは吐きそうになっていた。

スイ「あっちです。」

私は感染者の方へ案内した。

感染者はぐったりしている。

ラプマ「大丈夫ですか?」

感染者はラプマを睨んだ。

そして涙目になり、「殺してくれ」と言った。

ラプマ「っ⁉︎」

「お願いだ…殺してくれ」

そう言うと感染者は倒れた。

すると誰かの足音が聞こえた。

こちらへ近づいてくる。

?「もうそいつ死んだのかー?」

スイ・イセマ・トキ・ラプマ「⁉︎」


続く




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2話↓

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