地下の住人スイ〜番外編〜

地下の住人スイ〜番外編〜



「トキとラプマの出会い」




私は地下にある文房具屋の娘。

文房具屋を手伝いながら

毎日ひっそり絵を描いて暮らしていた

そんなある日親にうちの店の

看板を描くように頼まれた。

私は快く引き受けた。

私の自慢は素早く描くこと。

看板も素早く仕上げた。

そしてさっそく看板を飾ってもらった

それから1週間後私の元に

また新たな看板の依頼が来た

うちの文房具の看板を気に入ったらしく

描いて欲しい!と三件も依頼が来た。

また私は素早く仕上げた。

それから次々に看板の依頼が来るようになった。地上からの依頼も来るようになった。

親は私をたくさん褒めてくれた。

文房具もたくさん売れるようになった

そしては引っ越しすることになった。

文房具屋は親にまかせ絵師として

本格的に活動することに決めたのだ。



地上は初めて来るわけではないけど

久しぶりだからなんだか緊張した

トキ「地下とは大違いだなぁ…」

そして私の元には地下にいた時よりも

何倍もの人が来た。

私はいつの間にかすごく人気になっていた。

買い物をしてると声をかけられるようになった。

忙しくなり休みが少なくなった。

疲れるけど楽しい。だから私はやめない。

そんなある日私は久しぶりの休みを作った。久しぶりの休みはゆっくり寝た

夕方までゆっくりゆっくり…

起きてからもゆっくりしていた。

買い物をしに出かけた。

ゆっくりゆっくり私は歩いていた。

するといつの間にか人混みの中へ入ってしまっていた。

私は誰かに押されて倒れてしまった。




トキ「ここは…」

?「あ、目が覚めて良かったです。ここはお城ですよ。」

トキ「え!?お城!?」

?「あなた道に倒れていて…あの質問していいですか?」

トキ「どうぞ〜」

?「なんでパジャマなんですか?」

トキ「え?…あぁぁ!!」

私は寝ぼけてパジャマで外に出ていた

そしてメガネをかけるのも忘れていた

髪の毛もボサボサのままだ。

トキ「あなた私を助けてくれたの⁉︎」

?「ま、まあ」

トキ「名前は⁉︎」

ラプマ「ラプマです」

トキ「ラプマくん!わかった!覚えておくね!じゃ!私帰るね!」

ラプマ「あ、ちょっと!?」

私は全力でお城から飛び出し家に帰った。

トキ(は、恥ずかしー!!!!!)

私は家に帰ると着替えてメガネをかけて

机に向かって独り言をぶつぶつ言いはじめた。

トキ「まったく今日は嫌な日だったな…穴に入りたい…」

そう私がうなだれてる時

コンコンっとノックがなった。

トキ「はーい」



続く(?)



あとがき

地下の住人スイに出てくる

「トキ」と「ラプマ」の出会いを

トキ目線で書いてみましたー

続きは私の気まぐれで続きます 笑

最後まで見てくれてありがとうございました!



本編1話はこちら↓

http://sankakusui.muragon.com/entry/18.html

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